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YouTuber ちぃずちゃんねる

登録者8000人超え!人気フォトグラファーYouTuberに聞く動画制作のこだわりとは?

今回取材させていただいたのは、「ちぃずちゃんねる」のはるさんと雄大さん。
なんと現在YouTube登録者数は8000人越え!初心者からすでに写真を楽しんでいる人まで、幅広い層に分かりやすい撮影テクニックやカメラ紹介動画が人気の「ちぃずちゃんねる」。
実はGEKIRINが公式スポンサーとして活動を応援させていただいています。「写真を撮るという行為が美しい」と話すお2人に、YouTube動画制作の裏側エピソードやこだわりを取材しました。

「写真を撮る」という行為に魅了されたきっかけ

なぜ写真を撮ることが美しいと感じるようになったんですか?

(雄大さん)1番大きいのは病気ですね。20歳の誕生日くらいにガン宣告をされて。
それから抗がん剤治療が始まるから、その前にディズニーに行ったんです。
その時のディズニーの写真をずっと病室の壁に貼っていて、闘病中はその写真を見て「また行きたいな」と思いながら元気をもらっていました。

(はるさん)実は幼いころに父親から虐待されていた経験があるんです。それに保育士の仕事をしていると、虐待の話は切っても切れないもので。
親からの愛情は社会性の基盤になる重要なポイントだけど、日々忙しくて子供にイライラしてしまう親の気持ちも分かる。
だから、そんな親子の間でクッションの役目をしたかったけれど、仕事だから深く踏み込めない。
そこで、キッズフォトグラファーという仕事を通して、親が子供を見ているときの愛情ある表情をずっと残していきたいと思うようになりました。

ブライダルフォトグラファー×キッズフォトグラファーとして

キッズフォトグラファーのお仕事の中で、印象に残っている撮影はありますか?
(はるさん)お仕事とは少し違うんですが、知り合いの子供を定期的にずっと撮影させてもらっています。同じ構図で定期的に撮ることで、成長が分かるのが嬉しいです。
キッズフォトって、七五三や入学式のときに撮るものだと思っていました……!
(はるさん)いまは大体それが主流ですね。でも、その文化をもっと変えていきたい。もっとなんでもない日にも写真を残すことを広めていければと思っています。

ブライダルフォトグラファーを始めたのは何がきっかけだったんですか?
(雄大さん)最初はスポーツを撮っていて、ある時男子バスケットボールNBLのレバンガ北海道に1日入団をした佐藤竜弥選手の撮影をすることになったんですよ。
佐藤選手は悪性リンパ腫で、同じ病気の人に勇気を与えるための活動として入団していました。
その後佐藤選手は亡くなってしまったんですが、人が一生のうちに輝いている瞬間を撮るっていいなって思って。
それから知り合いの結婚式を撮影することになって、その後どんどん偶然が重なって機会に恵まれ、ブライダルフォトグラファーとして活動をスタートしました。

フォトグラファーとしての集客で気をつけていることはありますか?
(雄大さん)「集客」っていうと、なんだかGoogle相手にどれだけ数字を上げられるかって話に聞こえてきませんか?でも結局相手は人。
はるちゃんは特に、相手に対してどれだけ期待を超えられるかってことを大切にしているから、その口コミが広がってお客さんが来ることもあるんです。

今のYouTubeは『専門性』がないと絶対伸びない

もともと雄大さんがYouTubeを始めた理由はなんですか?
(雄大さん)自分が闘病した経験があって、それを伝えていきたいと思っていたんです。
でもそれをただ話すだけではなく、自分が持っているカメラの知識を伝える中で闘病の話もできればみんなのためになっていくかなとも考えていました。
けれど基本的にはカメラの話が中心で、ちょうど登録者が2000人いったあたりから病気の話をするようになりました。最初はYouTubeやる気じゃなかったんですけどね(笑)
そうなんですか!?どうしてですか?
(雄大さん)恥ずかしくて(笑)でもだんだんやっていくうちに登録者も増えて、5000人くらいになると声をかけてもらえるので楽しいです。
動画を撮るときのこだわりはありますか?
(はるさん)カメラの画角がきちんと水平になっているか、話す人が真ん中になっているか、周りに邪魔なものがないかは気をつけています。
私が編集をしているので、細かいところまで気にしてしまいます(笑)企画は二人で考えていて、いつも動画の話ばかりしています。

(雄大さん)最初は登録者を増やすために、カメラの解説ばかりでよかったんです。
でもふと立ち止まって考えると、僕らの目的って「写真好きを増やしたい」ということだったんです。
僕もはるちゃんも「写真を撮ることが美しい」と思っているから。
(はるさん)カメラじゃなくて、写真を記録として残すということを広めていきたい。
そのための手段として間口を広くしたいと思ったんです。だからiphoneでできる簡単な撮影方法とかの動画を増やそうと思っていました。
(雄大さん)でもそれだけじゃ浅すぎて伸びない。だから最近、視聴率も下がってきたし。
その間にディズニーなどのコンテンツをワンクッション挟んでいこうと考えています。

何かしらの専門性がないと今のYouTubeは絶対に伸びないじゃないですか。
(はるさん)ディズニー自体の動画は結構たくさんあるんですよ。でもディズニー×写真というジャンルの動画はまだないんです。
しかも男性目線でディズニーに詳しい人がいないので、この分野でやっていくことにしました。

はるさんが編集をする時に工夫しているポイントを教えてください。
(はるさん)YouTube私はただダラダラ話している動画だとすぐ飽きちゃうので、「素早く!楽しく!」を心がけています。
話している間が嫌なので、カットカットで(笑)あと「イメージカット」を挟める時は挟むようにしたり。

動画撮影と写真撮影で気持ちに違いがあったりしますか?
(雄大さん)動画の時は遊びの感覚が強くて気を張ってないですね。だからはるちゃんによく怒られるんだけど(笑)写真のときはどっちかというと気合いが入ってますね。
(はるさん)動画はブログに近いかも。構成を頑張って考えたり。でも写真は動画とは全く別物で、撮る相手にもよるし…。
YouTubeをしていて大変だなと感じたことはありますか?
(雄大さん)YouTubeしてて何かデメリット…あった?
(はるさん)ないよね。アンチのコメントも、あれはファンですよ(笑)
(雄大さん)たまにアンチで的確なコメント言ってくれる人がいるけど、親か!って思う(笑)
でもやっぱり、チャンネルの方向性を変えようと思ったときに反対する人はいたけど。
あとはカメラ屋さんで声をかけられることがあるから入りにくいこととか(笑)だけど基本的にYouTubeをやってて感じるデメリットはないです。

初心者が写真をうまくなるには、好きなものを撮る!

初心者が撮影の腕をあげるオススメの方法はありますか?

(雄大さん)技術を教えてもらって学ぶより、実際にやってみないと伸びないと思うのでとにかく撮りたいものが先にあったほうがいいです。
(はるさん)好きなものを撮る!綺麗に写真が撮れたらいいなとか、目標を高くせずに「コレを撮りたい!」っていう気持ちで突き詰めていくのがオススメです。
(雄大さん)どちらかというと綺麗なものを撮るよりもそれが綺麗だと思う自分の感性のほうが大事だと思う。普段からの感性を磨いていくのが上達の近道じゃないでしょうか。

YouTubeを始めてフォトグラファーの仕事に活かせたことはありますか?
(雄大さん)何件かYouTubeを観て問い合わせをいただいたこともありますが、本業にしっかり結びついているかと言われるとそうでもないように思います。これから認知されてからかな。
今後の目標があればぜひ聞かせてください。
(雄大さん)目標はプロサッカー選手の玉田圭司選手と奥さんのふたりの写真を撮りたいと思っています。
自分がカメラマンをするか迷っていたときに背中を押してくれた選手でもあるし。
新聞の記事で「自分が今できる範囲のことをしても成長しない、できないことにアプローチするためにミスをしろ」って話していて、カメラマンに挑戦してみようかなと思うことができました。
今やっていること以外に、チャレンジしたいことはありますか?
(雄大さん)人を喜ばせるということからは離れられないと思います。例えばペット写真をするにしても、ダイレクトに飼い主さんが喜んでくれるリアクションを感じられることをしたいです。はるちゃんの撮影を見てると、家族写真もいいなと思います。
(はるさん)小さい子供だけじゃなくて、子供が中学生や高校生になった家族を撮れたらいいなと思います。
その年頃ってなかなか写真を撮らないじゃないですか。でも毎年同じ場所で、同じ時期に写真を撮るっていうのをやりたいなと思っています。

編集後記

闘病や虐待など、壮絶な出来事を経験してきたとは思えないくらい明るく、積極的に取材に答えてくれたちぃずちゃんねるのおふたり。
お話を聞いていて、ついつい脱線しがちなはるさんと、優しく軌道修正をする雄大さんの相性がぴったりだなと感じました。YouTubeに関する裏話もたくさん聞かせていただきました。ありがとうございました!

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